15:00-15:30の回

私は車いすユーザーですが、車いすの人はこういう人というイメージを持っていないでしょうか。それは初めて会った1人のイメージかもしれません。その1人は、たったの1/1億2700万(日本の人口)にすぎません。障害や病気の特徴で、こういう人だと決めないで、多くの人と話すことにより見える世界が変わってくると思うのですが...。障害者や健常者という固定されたイメージを壊してみませんか?

私は18歳の脳疾患により救命手術で一命を取り留めたものの、その日から様々な後遺症を抱え生きていくことを余儀なくされました。外見は健常時代と変わらないまま…。そんな思春期真っ只中だった私は、対人に大いに悩みました。私の健常時代をよく知る個性豊かな5人の家族。父、母、姉、妹、そして自分自身。多感だった私が見えない障害を得て人と繋がるまでの本音・葛藤をひっそりと漏らしてみたいと思います。


障害児の兄妹として生まれてきた私。病気は突如として疑われ、そして、すぐにほぼ確実と。進行していく病。希少難病。研究途中で原因不明。専門の先生は数名。絶望のそこに落ちたけど、好きな仕事(障害児支援)はいい上司に恵まれて続けられることに。しかし、それも限界に。とうとう辞める時が。塞ぎ混む日々。私がそんな時に思い出したのはある時出会った、笑顔で元気な車椅子ダンサー。そして、ダンスの先生。多くの仲間たち。そうだ!私は一人じゃない。私の第二の人生が始まった。

上巻・タブーにすらなっていない日本の現状

中巻・海外は開放的・先進的、というのは幻想

下巻・ニーズを口にするのは当事者

付録・映画『パーフェクト・レボリューション』